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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2020年6月号>KiVoぴっくあっぷ(2020年6月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。 今月は、「音訳グループ やまびこ」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。

音訳グループ やまびこ

●音訳グループ やまびこって?

 rokuon2rokuon1音訳ボランティアとは読むことに困難を感じる人達(利用者さん)のため、本や雑誌などの情報を音声化する活動です。    
 当団体の活動のメインは(1)対面音訳、(2)録音図書作成の2つです。

●何処でどんな活動をしているの?

 音訳グループ やまびこは定期的な活動として、中央図書館3階の活動コーナーで月2回の定例会を開き、活動の報告や勉強会を行っています。  
 その他、会員はそれぞれ担当を決め、毎月発行の「北区図書館情報ポケット」や「北区の部屋だより」、隔月発行の「支援室だより」の他、区からの依頼で「北区くらしのガイド」や各種刊行物等を定期的に読んで、デイジー版というCDを作製しています。  
 また、「北区図書館活動区民の会」の中のユニバーサル部の中で、手話グループや点字活動の皆さん方と一緒に、年4回のバリアフリー映画会や朗読会の開催なども行っています。ユニバーサル部とは、障害のある方をはじめ、図書館利用が困難な方々を支援することにより、誰もが等しく利用しやすい図書館であるよう取り組みを進めてゆくことを目的とし、様々なイベントを行っています。

●対面音訳

 対面音訳は北区中央図書館で申込受付され、利用者さんの都合を考慮した実施場所(区内図書館や地域振興室など)へ音訳担当者が出向き、その場で依頼された印刷物を読みます。本ばかり読むのではなく、家電製品の取扱説明書、冊子、手紙など必要に応じてなんでも読みます。次の月の担当者決めは第4金曜日の定例会で行います。     
 利用者さんのプライバシーを大切にし、守秘義務をきちんと守ります。「対面音訳」の1コマは2時間が多いようですが、時には前後します。

●録音図書作成

kinenshikiten 録音図書作成は、音訳者・校正者・編集者の三者が関わります。  
 音訳者は下読み(下調べ)→録音→自己モニターを済ませてデータを校正者に渡します。校正者は誤読、音量、写真や図の説明が適切か等をチェックし音訳者に戻します。図書の蔵書になる場合はこの校正を2度繰り返します。直しの済んだ録音データは編集者に渡り、デイジー編集作業を行います。編集が終わったらCDに書き込み、「録音図書」として依頼者や図書館に納本されます。     
 1冊の本が出来上がるまでには約3カ月ほどかかります。 

●やまびこの今後の活動

 写真は昨年中央図書館で開催された「子どもの本のつどいin KITAKU」のイベントの中で、学習障害者などを支援するために開発された「マルチメディアデイジー図書」を来館児童が興味深く読んで、または聞いている場面です。文字と音声とがリンクして流れてくるので、特に識字障害児に役立つといわれています。新しい形態の録音図書ですが、時代と共に視覚障害者の読む環境が整ってゆくのは嬉しいので、挑戦して作成していきます。  
 どの活動も安易な気持ちでは続かない根気のいる作業ですが、仕上がった時の達成感はまた格別ですよ!
 音声配信に対応したやまびこのサイト(https://o-yamabiko.github.io/)では、毎月の活動報告など「やまびこ通信」もリンクされています。ぜひ、ご確認ください。
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音訳サークル やまびこ 会長 大川 薫



音訳グループ やまびこ

(1)設立
 1996年4月、前年行われた北区社会福祉協議会の「音訳講座」受講修了者14名で「音訳グループ やまびこ」を設立。カセットデッキ3台で、音訳活動をスタートしました。

(2)活動目的
 音訳ボランティアとは、文字を読むのが困難な人達のために、本や雑誌などの情報を音声化する活動です。「対面音訳」、「録音図書作成」に加え、「マルチメディアデイジー図書作成」も始めました。

(3)活動状況
 定例会  月2回
 研修会  不定期
 対面音訳 会員が交代で月に20回程度対応
 その他  北区発行の刊行物の音訳など

(4)会員数
 現在会員数は25名です。ほとんどが北区在住者で、うち男性会員が数名。

(5)会の運営
 年1回の総会、年4回程度の役員会。
 月会費300円(半年ごとに集金)

(6)活動を通して得る(得た)もの
 文字を音に変える作業は想像をはるかに超える技術や理解が必要ですが、本や活字が好きな方なら絶対に、様々に深い楽しみが得られます。また、それがダイレクトに利用者の皆さんに喜んで頂ける活動となり、さらに自分自身の楽しみや喜びにもつながります。

(7)近日中の参加可能な活動
 月2回の定例会に見学参加ができます。音訳活動は専門的な勉強が必要なのですぐには活動いただけませんが、体験はできます。

(8)PR
  障害のある方でも住みやすい社会は誰にとっても住みよい社会!その中でも特に、文字を読むことに困難を感じている方々にとって、「晴眼者と同じように、読むことを楽しむことができる環境を作る」ことを多方面から支援しています。音訳するのと音読するのは違います。読み飛ばすことのできない音訳の世界は、言葉の発音、漢字の使い方、句読点の間の取り方、それらの一つ一つが大きな意味を持ち、注意深く読むことを求められます。活動を通じて音訳の世界の奥深い楽しさが見つかりますよ。

(9)連絡先
 <E-mail> k-okawa@boreas.dti.ne.jp
 <HP> http://genki365.net/gnkk01/mypage/index.php?gid=G0000266

この団体も登録しています。

ボランティア情報が探せる!
みにきたWeb
北区市民活動情報サイト
http://minikita.genki365.net
ぷらざで登録を受け付けています。

※この記事について写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』をぷらざサロンコーナーに掲示します。ぜひご覧になってください!

 

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